地域住民とアフリカの奨学生をつなげる企画を説明する生徒たち(京都市伏見区・京都すばる高)

地域住民とアフリカの奨学生をつなげる企画を説明する生徒たち(京都市伏見区・京都すばる高)

 お祭りで、アフリカの人と地域住民が交流できるブースを出すなら? そんなテーマに沿った企画の発表会が21日、京都市伏見区の京都すばる高であった。アフリカの奨学生向け教育施設を同区で整備する予定の「あしなが育英会」(東京都)との連携授業で、生徒たちは食や音楽など多彩な切り口でアイデアを披露した。

 育英会はアフリカ遺児の大学進学を支援するため、同区の向島二の丸小跡地で、49カ国の留学生らが学んだり生活したりするプロジェクトを計画。2021年度中の施設の完成を目指している。
 授業は、生徒がアフリカについて自分のこととして考える目的で実施。企画科1年の100人が班に分かれ、同小周辺で行われる秋祭りで交流ブースを出すとの想定で、対象者や効果、予算を含めて企画書を練り上げた。
 この日はクラス予選を勝ち抜いた計6班が登壇。ガーナの音楽に合わせたダンスやナイジェリアに関するクイズ、日本とウガンダのスイートポテトの食べ比べなどのプランを説明した。ケニアと日本の文化を学べるかるた大会を提案した班は「文化だけでなく、人と人のコミュニケーションもとれるよう私たちが努力したい」と訴えた。
 育英会の工藤長彦(としひこ)理事は「皆さんのみずみずしいアイデアを生かしたい。アフリカから来る多くの学生とともに歩み、未来をつくってほしい」と呼び掛けた。