指導論について語る山下氏(京都市南区)

指導論について語る山下氏(京都市南区)

 京都野球協会の創立40周年記念総会が21日、京都市南区のホテルで開かれた。石川・星稜高硬式野球部名誉監督の山下智茂氏(74)による講演が行われ、約150人の会員らが聞き入った。

 山下氏は京都との縁を「監督3年目で初めて遠征に出た先が東山高校。それ以来京都には毎年来て、京都商や平安にもお世話になった」と懐かしんだ。
 春夏で通算25度出場した甲子園での思い出にも触れた。延長18回の末に敗れた1979年夏の箕島(和歌山)戦について「ビデオを見返すと(箕島の)尾藤監督が笑っていた。それで笑いの研究を始めると、表情で相手の内面が分かるようになり、ベンチでの駆け引きに生きた」と紹介した。
 就任1年目は部員8人で、5年目に甲子園に初出場した。「大切にしたのはキャッチボール。何より相手を思いやる心。それが人生にもつながる」と熱く指導論を語った。