ノーベル博物館に寄贈された旭化成名誉フェロー吉野彰さんのリポートのコピーなどの品=スウェーデン・ストックホルム(旭化成提供)

 ノーベル博物館に寄贈された旭化成名誉フェロー吉野彰さんのリポートのコピーなどの品=スウェーデン・ストックホルム(旭化成提供)

 リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰さん(72)の直筆の研究リポートが、同社水島製造所(岡山県倉敷市)に保管されている。管理するのは吉野さん直属の部下だった同社の松岡直樹さん(44)。「リチウムイオン電池の誕生過程が分かる貴重な資料」と説明する。スウェーデン・ストックホルムのノーベル博物館にもコピーが収められた。

 リポートは1970年代後半~80年代の吉野さんの研究記録で、厚さは5センチほど。電気を通すプラスチック「ポリアセチレン」の研究から、リチウムイオン電池の原型が生まれる軌跡などがつづってある。