2019年の梅花祭野点大茶湯の様子。今年は芸舞妓が茶を運ぶ光景は見られない可能性が高い(京都市上京区・北野天満宮)

2019年の梅花祭野点大茶湯の様子。今年は芸舞妓が茶を運ぶ光景は見られない可能性が高い(京都市上京区・北野天満宮)

 京都の花街の一つ、上七軒の芸舞妓がもてなすことで知られ、25日に北野天満宮(京都市上京区)で開催予定の「梅花祭野点(のだて)大茶湯」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を縮小することが23日、分かった。当日券は、ほとんど販売しないという。

 梅花祭野点大茶湯は1952年から毎年2月25日に開催されている。梅の花が見頃を迎えた同天満宮境内で、芸舞妓が茶を点ててもてなす。

 同天満宮によると、大茶湯には例年約3千人が訪れるが、新型コロナウイルスの感染者が各地で相次いでいることから、千人規模に縮小し実施することにした。入場できるのは、前売り券の購入者が大半となる見通しで、当日券の販売数は「ほとんどない」という。

 毎年は芸舞妓が入場者にお茶を運んでいるが、今年は奉仕者の男性が茶碗を運ぶという。天満宮は入場者にもマスク着用を義務化するほか、発熱やせきの症状がある人には入場を遠慮してもらう方針。また茶会受付入り口で入場者の手のアルコール消毒を行うという。

 梅花祭野点大茶湯は、菅原道真の命日にあたる2月25日の祭典「梅花祭」に合わせて行われる。神事は例年通り行う予定。