新京極商店街誕生150年に向けて準備を進める商店主たち(京都市中京区)

新京極商店街誕生150年に向けて準備を進める商店主たち(京都市中京区)

 東京浅草、大阪千日前と並ぶ「三大盛り場」とされた新京極商店街が誕生して2022年で150年を迎えるのを前に、商店主らが記念事業の準備を進めている。第1弾として、商店街の歴史やこぼれ話を紹介するミニコミ紙の発行を始めた。全国からの修学旅行生が土産品を買い求める街として親しまれてきただけに、商店主は「150年を、全国の人たちに思い出を懐かしみに来てもらう機会にしたい」と願っている。

 同商店街振興組合によると、商店街は1872(明治5)年に生まれ、当時は遊技場や飲食店が並んだ。戦後は映画館が立ち並び、1960年代には修学旅行生向け土産物店が増えるなど時代に合わせて姿を変えてきた。
 記念事業の準備は昨秋から始めた。かつて修学旅行で訪れたことのある全国の人たちに再訪してもらおうと、ロゴなどを作り、PR方法を探っている。外国人向けの案内標識の設置やアーケードの補修も検討している。
 ミニコミ紙「新京極150年!新聞」は、土産物店の女性(39)が昨年11月から月2回ほど発行。これまで6号が完成し、戦後に整備されたアーケードや、毎日街に流れるテーマソング「ふれあいタウン新京極」の完成物語など、歴史をひもといている。
 女性は「私たち自身が商店街のことを知らず、改めて見つめ直したい」と話す。今後は「新京極七不思議」なども紹介していく予定という。
 新京極の昔の姿をできるだけ記録に残すため、証言してくれる人も募集している。