マスクを着用して行われた北野天満宮の梅花祭(25日、京都市上京区)

マスクを着用して行われた北野天満宮の梅花祭(25日、京都市上京区)

 京都市上京区の北野天満宮で25日、祭神菅原道真の遺徳をしのぶ「梅花祭」が行われた。境内では上七軒歌舞会の芸舞妓による茶会もあったが、新型コロナウイルスへの感染拡大が懸念されるなか、参加者は全員がマスク着用を義務づけられるなど厳戒態勢での開催となった。

 50種約1500本の梅は見頃を迎え、午前10時に茶会が始まるころには境内は多くの参拝者でにぎわった。ただ、今年は新型コロナウイルスへの感染予防として茶席での菓子の振る舞いを中止、茶碗は手渡しせず盆に載せて出すなどの対策を徹底した。
 芸舞妓8人は点前のみでの登場となったものの、満開の梅を背景に優雅な所作で抹茶を点てる姿に多くの参拝者が見入った。滋賀県草津市から夫婦で訪れた男性(64)は「例年と雰囲気が違ったのは残念だが仕方ない。せめて満開の梅を堪能できてよかった」と話した。
 本殿での神事は例年通り行われた。