京丹波の周遊の拠点を目指すホテル。10月の完成が見込まれる(京都府京丹波町曽根)

京丹波の周遊の拠点を目指すホテル。10月の完成が見込まれる(京都府京丹波町曽根)

 京都府京丹波町は、交流人口の増加や地域経済の活性化を目指した「京丹波町まるごと交流型観光推進事業」に980万円計上した。道の駅「京丹波 味夢の里」に隣接する2020年秋に開業予定のホテルを観光拠点にする事業と、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に関連して明智光秀にちなんだ事業の二つを中心に取り組む。

 町内の観光資源を生かそうと、周遊拠点として「積水ハウス」が施工。ホテル大手の米マリオット・インターナショナルの協力で運営していく。
 ホテルは3階建て、延べ床面積約2700平方メートル、75部屋。1部屋あたり約24・85平方メートルで宿泊のみに特化し、共同のロビーやラウンジなどを備える。2人1室で1万円から1万5千円に価格を設定する予定。
 町としては観光案内だけでなく、道の駅を巡りながら里山文化の体験やカヌーやホッケー、軽登山などを観光事業者と連携して周遊のメニューに組む計画だ。森の京都地域振興社(森の京都DMO)とも協力するといい、担当のにぎわい創生課は「宿泊のみならず、自然豊かな町内を楽しんでもらいつつ、経済効果につなげたい」と意気込む。
 積水ハウス広報部の担当者は「京丹波の人たちの協力があって成り立つ。うまく連携を取って通過点としての道の駅でなく、国内外から訪れた人たちが周遊する際の拠点としたい」と話した。
 また、明智光秀関連では商品開発の補助金を充てるほか、光秀ゆかりの須知城跡の登山道を整備し、倒木の撤去や看板の設置などを進める予定。