三雲城跡にある八丈岩(滋賀県湖南市)

三雲城跡にある八丈岩(滋賀県湖南市)

 三雲城跡は滋賀県湖南市吉永、標高314メートルの尾根の先端にあり、規模は東西約300メートル、南北約200メートル。近江守護六角氏の家臣の三雲典膳が1488(長享2)年に築城したとされ、1570(元亀元)年に織田信長の家臣の攻撃を受けて落城、その後改修されて織豊系城郭の面影を残している。司馬遼太郎さんの小説では、甲賀忍者の猿飛佐助が幼少時に修行した場所として描かれる。八丈岩は城跡の北東の市街地を望める場所にあり、見張り台だったとされる。
 岩は高さと奥行きが約10メートル、幅が約3メートルだが、底面の半分ほどは地面から離れて、接地面は10~15平方メートルほどという。吉永区は有志や市と、2015年から「落ちそうで落ちない合格祈願の岩」としてPRに乗り出した。近くに小石を用意し、参拝者が絵馬のように願い事をしたためて岩のそばに置けるようにした。