経済問題懇談会で意見を交わす京都経済4団体トップら(京都市中京区のホテル)

経済問題懇談会で意見を交わす京都経済4団体トップら(京都市中京区のホテル)

 京都の経済4団体と京都市のトップらが産業政策などについて意見を交わす「経済問題懇談会」が18日、中京区のホテルで開かれた。京都商工会議所の立石義雄会頭は、来年3月の京都経済センター開所を踏まえ、起業家ら若手人材を育成する数億円規模の基金創設に意欲を示した。

 立石会頭は同センターについて「分野を超えた知恵の連携と融合でベンチャー創出や人材育成につなげたい」と強調した上で、「オール京都で人材に投資する仕組みが不可欠だ」と指摘。人材育成基金の創設を目指す意向を明らかにし、市にも支援を要望した。

 京都経営者協会の小畑英明会長は、少子高齢化と人手不足を踏まえ、将来の不安を和らげる施策などを提案。京都工業会の中本晃会長は、技術がめまぐるしく変化する中で、企業間や産学公で協力し合う「オープンイノベーション」を産業政策の柱に据えるように求めた。

 京都経済同友会の鈴木順也、大倉治彦両代表幹事は、都市交通分野でのデータ活用や民間企業と連携を深める取り組みを提言した。

 一方、市中心部の地価高騰について、立石会頭は「マンション供給が進まず、まち中に住みづらい状況だ。若者や外国人が居住しやすい環境にしてほしい」と注文した。

 門川大作市長は「京都経済センターはイノベーションの原点になる」などとし、起業や人材交流などを積極支援する考えを示した。