合同避難訓練で放水を行う消防署員や消防団員ら(京都府笠置町笠置・笠置小)

合同避難訓練で放水を行う消防署員や消防団員ら(京都府笠置町笠置・笠置小)

消火器の使い方を体験する児童たち(京都府笠置町笠置・笠置小)

消火器の使い方を体験する児童たち(京都府笠置町笠置・笠置小)

 笠置小学校(京都府笠置町笠置)が火災で全焼した日から38年になる26日、同小や町、町消防団、相楽中部消防署による合同避難訓練が同小であった。関係者が火災の恐ろしさを胸に刻み、命を守る行動を再確認した。

 火災は1982年2月26日に発生。児童らは避難してけがは無かったものの、木造校舎が全焼した。この出来事を風化させないようにと毎年、合同避難訓練を開いている。この日も児童や消防関係者ら64人が参加した。
 府南部で強い地震が発生し、家庭科室から出火したとの想定で訓練が行われた。児童は教員の誘導で速やかに外へと避難し、消防署員や消防団員が逃げ遅れた人を救出したり放水したりする様子を見守った。消火器の使い方も体験した。
 訓練後、38年前の火災現場に駆け付けた経験を持つ西村典夫町長(70)や町消防団の大西篤司団長(58)が「すごい熱気で、あっという間に燃え広がった」「近くの山に延焼しないよう必死で消火活動をした」と当時の様子を語った。児童を代表し、6年の男子児童(12)と女子児童(12)は「訓練で学んだことをこれからの生活に生かしていきます」と誓った。