昨年11月から昼休みを導入した京都信用金庫の百万遍支店(京都市左京区)

昨年11月から昼休みを導入した京都信用金庫の百万遍支店(京都市左京区)

 京都や滋賀の金融機関で、昼休み(昼休業)を導入する動きが広がっている。業務効率化に伴い少人数店舗が増える中、顧客対応が十分できない恐れがあることなどが理由で、京都信用金庫が2019年11月に対象を拡大したほか、京滋などに店舗を持つ関西みらい銀行も大幅に増やす考えを示している。

 少人数店舗での昼休みは以前からあり、京都中央信用金庫は旧鷹峰出張所(京都市北区)で1991年から導入した。計3店舗で実施してきたが、いずれも一つの拠点に複数店舗が同居する「店舗内店舗」方式で近隣に統合され、今年1月に対象店舗がなくなった。
 拡大の背景には、各金融機関の業務合理化がある。事務作業を本部などに集中することにより、最小限の人数で支店の運営が可能になった半面、昼休憩を交代で取った場合、さらに人員が減り顧客対応や防犯面の懸念が生じるためだ。サービス向上のため、昼休み導入に合わせて午後の営業を延長するケースも多い。
 滋賀銀行は現在、代理店と9出張所、1支店で導入。4月からは南笠支店(滋賀県草津市)でも始める。京都信用金庫も2019年2月に東桂支店でスタートし、同11月から対象店舗を17に拡大した。京都銀は3店舗で行う。
 関西みらい銀は、20年度中に京都や滋賀を含む全エリアを対象に計50店舗程度まで拡大する方針を示しており、現在は大阪府、兵庫県の17店舗に導入し、4月からさらに1店舗増やす。