塀の内側から白川筋の交通量を調べる白川まちづくり協議会のメンバーや有志の住民たち(京都市東山区)

塀の内側から白川筋の交通量を調べる白川まちづくり協議会のメンバーや有志の住民たち(京都市東山区)

 京都市東山区の白川沿いの道路(通称白川筋)でこのほど、歩きやすい道を目指す地元のグループらが交通量を調べた。今年4月に石畳風に舗装された影響を調べるのが目的。2012年にも調査しており、舗装で走りやすくなったため通行量の増加が予想されたが、逆に減っていることが分かった。一方、歩行者は4倍に増えた。

 調査地点は三条通から南約200メートルの地点で、白川の両岸に沿って一方通行の道路2本が南北に走る。白川まちづくり協議会と有志の地域住民が、車両はタクシーと乗用車、貨物車、通行人は歩行者と自転車に分けて11月16、17の両日、午前9時から午後5時まで数えた。

 右岸沿いの北行の道は、2日間合計でタクシーは1059台で、前回1788台から大幅に減った。乗用車も662台で前回1180台から半減。左岸沿い南行の道も合わせた総数は前回から約3割減となった。

 一方、前回1日だけ調べた歩行者数と比べると、前回の527人から1998人と大幅に増えた。

 同協議会によると、前回調査時は近くにある東山三条交差点が北行右折禁止だったため、抜け道として北行の白川筋を利用する車が多かった。同交差点が16年に右折可になったため、白川筋への車の流入が減ったと同協議会はみている。歩行者の増加は観光で訪れる人が増えたためと分析する。

 同協議会の赤﨑盛久事務局長(75)は「歩行者がクラクションに驚き、立ち止まって車に道を譲る場面が見られる」と指摘。「制限速度を検討するなど、白川筋をゆったり歩け、くつろげるエリアにしていきたい」と話した。