駅のホームに植樹された「御室桜」の苗木(京都市右京区・嵐電御室仁和寺駅)

駅のホームに植樹された「御室桜」の苗木(京都市右京区・嵐電御室仁和寺駅)

 京都市右京区の仁和寺(真言宗御室派総本山)に咲く「御室桜」の苗木が29日、最寄り駅の嵐電御室仁和寺駅構内に植えられた。関係者が植樹式を行い、春の到来を心待ちにした。

 同駅にはこれまでしだれ桜が植えられていたが、テングス病に感染し伐採された。御室桜は仁和寺境内に植えられた桜の総称で、仁和寺がクローン技術で増やした苗木の寄贈を、嵐電を運行する京福電気鉄道(中京区)に提案した。
 同駅の北野白梅町行きホームに花壇が設けられ、仁和寺の吉田正裕執行長と京福電鉄の大塚憲郎社長が苗木1株を植えた。吉田執行長は「遅咲きの桜が咲くころ、たくさんの方々に見てほしい」とし、大塚社長は「仁和寺を訪ねる乗客を最初に出迎え、最後に見送る御室桜として、大切に育てたい」と話した。