自己ベストをマークした一色(106)=東京駅前

自己ベストをマークした一色(106)=東京駅前

 東京五輪男子代表選考の対象となる東京マラソンが1日、東京都庁前から東京駅前までのコースで行われた。大迫傑(ナイキ)が自らの日本記録を21秒上回る2時間5分29秒をマークし、日本人最上位の4位に食い込んで代表に大きく前進した。京都・滋賀関係では上門大祐(大塚製薬、北稜高―京産大出)が日本歴代6位タイの2時間6分54秒で日本人3位となる9位。一色恭志(GMO、京都府与謝野町出身)は2時間7分39秒で15位だった。

 15位の一色は終盤に大きく失速することなく、自己ベストを2分4秒も上回る2時間7分39秒をマークした。「スタートラインに立てることを目指して準備してきた。今日はいけると思った」と充実感を漂わせた。

 日本記録ペースを刻む第2集団に食らい付いた。20キロ付近で遅れ始めると「自分のペースで行こうと気持ちを切り替えた」。35キロ付近で右脚がつりそうになりながらも粘った。大会前の炭水化物制限に初めて取り組んだといい、「ラストも体が動いた。思い切ってやったことがはまった」。
 昨年5月に左膝を痛めた影響でMGCには出場できなかったが、東京五輪代表選考に挑んだ過程に悔いはない。「やれることは全部やった。すっきりとした気持ちでトラックシーズンに挑める。マラソンでは競り合いのレースを経験したい」と貪欲に語った。マラソンを走るたびに収穫と課題をつかんできた25歳。この快走がさらなる飛躍の一歩になりそうだ。