マスク姿の保護者が見守る中、卒業式会場に入場する卒業生(大津市堅田3丁目・堅田高)

マスク姿の保護者が見守る中、卒業式会場に入場する卒業生(大津市堅田3丁目・堅田高)

 滋賀県立高の多くで1日、卒業式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、在校生の出席を見送ったり保護者がマスク姿で見守ったりするなど、例年とは異なる光景の中、卒業生が学びやを巣立った。

 県教育委員会によると、本年度の県立高の卒業生は1万129人。この日は46校が卒業式を実施した。
 堅田高(大津市本堅田3丁目)では、会場の体育館入り口に来場者用に消毒液が置かれ、保護者席の間隔も例年より広げられた。在校生は送辞を読む2年生1人しか出席せず、近隣中学校からの来賓も招かなかった。祝電披露などをやめ開催時間の短縮も図った。
 藤支良明校長は卒業生189人に向け「3年間で学んだあいさつ、時間、身だしなみの3つの習慣が皆さんの成功の土台になる」とエールを送った。卒業生代表の女子生徒(18)が「いつも私たちを信じて励ましてくれた先生、ありがとうございました」と謝辞を述べ、マスク姿の教師や保護者に拍手で見送られた。
 式典後、卒業生の男子生徒(18)は「在校生と歌うはずだった『蛍の光』が取りやめになったのはさみしいが、式が開かれ先生に感謝の気持ちを伝えられて良かった」と感慨深げだった。長女の卒業を見届けた女性(45)は「式の開催自体を心配したが、子どもの晴れ姿を見ることができてうれしかった」と喜んだ。
 膳所高(同市膳所2丁目)の卒業式も来賓や在校生の出席はなく、卒業生と保護者のみで開かれた。例年は各クラスの代表者に手渡される卒業証書は、普通科と理数科の代表者2人が受け取った。
 2、3日にも計6校で卒業式が行われる予定。