迫力ある立ち回りが演じられた「土蜘蛛」(京都市中京区・神泉苑)

迫力ある立ち回りが演じられた「土蜘蛛」(京都市中京区・神泉苑)

 京都市中京区の神泉苑で、恒例の神泉苑狂言が開かれている。3日昼の部では「土蜘蛛(つちぐも)」や「大原女(おはらめ)」など5演目が上演され、軽妙なやりとりに満席の観客席から大きな笑いが起きた。

 神泉苑狂言は、1903年に地元住民らが結成した「神泉苑大念仏狂言講社」が始め、83年には京都市の無形民俗文化財に登録された。

 役者たちは所作のみで情感豊かに表現し、「土蜘蛛」では、鮮やかに糸を繰り出しながら源頼光や家来と渡り合う土蜘蛛に盛んな拍手が送られた。旦那とお供、大原女の母娘が喜劇を繰り広げる「大原女」は、外国人観光客を含む老若男女の笑いを誘っていた。

 4日も午後1時~同5時半と同6時半~同9時半に上演される。無料。