向日が丘支援学校の仮校舎としての活用が検討されている済生会京都府病院(長岡京市今里)

向日が丘支援学校の仮校舎としての活用が検討されている済生会京都府病院(長岡京市今里)

 済生会京都府病院(京都府長岡京市今里)の移転後の跡地の利用に関して、土地を所有する市はこのほど、改築を予定している向日が丘支援学校(同市井ノ内)の仮校舎として現病院建物の活用を、府が検討していることを明らかにした。今後、土地を所有する市と建物所有者の同病院、府の三者で協議を進めるとしている。

 同病院は、阪急西山天王山駅近くの長岡京市下海印寺への移転を予定しており、2022年秋の開院を目指して、現在は工事の請負業者の選定作業を進めている。現病院の跡地については、市が売却した上で同病院への財政支援のための財源に充てる方針を示している。
 市議会3月定例会の一般質問で、中小路健吾市長は、現病院の建物を仮校舎として利用することについて「(同支援学校の余剰地における市の)共生型福祉施設構想を推進する上でも、前向きに受け止めている」と答弁した。一方で、土地の売却の遅れによって、病院への財政支援のための起債償還の利子負担が増えることにも言及し、府に相応の負担を求める対応も示唆した。
 府は、仮校舎としての利用時期に関して、病院の移転完了後に改修工事が必要となることなどを考慮し、現段階では「23年度中から数年間」としている。体育館や運動場などの機能の確保については、今後検討するという。