伊根町産ナマコのエキスが入った石けん

伊根町産ナマコのエキスが入った石けん

 京都府精華町山田の手作り石けん店「ツクツク」が、京都府伊根町産ナマコのエキスを練り込んだ「なまこ石けん」の製造・販売を始めた。代表の佃麻由美さん(50)は「マレーシア土産として有名なナマコ石けんを、新たな京名物にしたい」と意気込む。

 ツクツクのナマコ石けんは、石けんを製作する際に加える水の半分を干しナマコの戻し汁に置き換えて作る。「コラーゲンがたっぷりで、しっとりとした特別感のある洗い上がり」と佃さん自らが太鼓判を押す。
 ナマコ石けん開発は、伊根町で干しナマコを製造し、ナマコ丼を販売する来福(Life)水産から、「戻し汁を石けんに使わないか」と提案されたのがきっかけだった。エキスを送ってもらい、ナマコエキスの配合率を変えながら数カ月間、試作を繰り返した。
 材料に熱を加えず、良質な成分を石けんに閉じ込める「コールドプロセス製法」を採用。エキスを大量に加えるため、乾燥・熟成には通常の倍の2カ月間をかける。針葉樹の実「ジュニパーベリー」など天然の香料を使い、爽やかな香りに仕上げ、2月から販売を始めた。
 佃さんは「京都の北と南で力を合わせ、新しい特産品を作ることができた。化粧水も必要ないほど高保湿の洗い上がりを体験してほしい」と話す。
 「なまこ石けん」はツクツクのネットショップで販売。1個2145円。