新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館を知らせる張り紙(木津川市加茂町・加茂図書館)

新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館を知らせる張り紙(木津川市加茂町・加茂図書館)

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の拡大を受け、京都府山城地域の市町村にある図書館・図書室が対応を迫られている。2日夜の段階で、5市町が臨時休館を決めている。今後も同様の対応が広がる可能性もあり、住民が学び、過ごす場の確保が課題となりそうだ。

 宇治市では3日から24日まで、市立図書館3館を臨時休館とする。感染で症状が重くなる恐れがある高齢者の利用が多く、利用者同士が近づくのを避けられないためという。
 市内の小中学校は同じ期間、休校することが決まっている。市教育委員会は「休校中は自宅にいるよう呼び掛けているが、図書館に子どもが集まれば感染リスクが高まる」と理解を求める。
 京田辺市は中央図書館と2カ所の住民センターにある分館を3~24日まで臨時休館とし、移動図書館も休止する。木津川市は3日から15日まで、宇治田原町は4日から16日まで、精華町は5日から22日まで休館する。
 他の7市町村は通常通りの開館・開室となるが、多くの自治体が「状況を見極めて対応する」としており、今後、休館となる可能性もある。
 井手町では来館者に手指の消毒をしてもらうほか、必要な人にはマスクを渡す。実習スペースや視聴覚スペースの利用を3日から停止する。笠置、和束、南山城の3町村の図書室を管轄する相楽東部広域連合教委は「施設の換気などを徹底する」としている。