教員らと一緒に、席の間隔をあけて給食をとる児童たち(滋賀県湖南市石部中央2丁目・石部小)

教員らと一緒に、席の間隔をあけて給食をとる児童たち(滋賀県湖南市石部中央2丁目・石部小)

 新型コロナウイルス対策で市立小中学校が臨時休校となった滋賀県湖南市では2日、自宅で過ごすのが難しい家庭の小学生を対象にした学校預かりが始まった。市内の全児童が対象で、初日は19・6%にあたる598人を小学校全9校で受け入れた。

 菩提寺小では午前8時半の受け付け前から列ができた。保護者は3日以降の預かりと給食希望の有無を記した用紙を教員に渡し、児童は各教室へ。3年の弟と一緒だった5年の男子児童(11)は「学校が中途半端になったけど、春休みの宿題をがんばる」、パートの母(39)は「兄弟別々にならず、給食もあるので安心して働けます」と急ぎ足で職場へ向かった。
 石部小に正午すぎに子を迎えに来た母親(30)は「昼までの勤務なので午前中の預かりだけでも助かる」と話した。児童らは、給食時間はクラスメイトとの間隔をあけて席に着き、献立は全校で主菜の焼き魚が急きょ取りやめとなり、ごはんとみそ汁だけだったが、6年女児(12)は「量は少ないけど、いつもよりおいしく感じる」とほほ笑んだ。
 市教育委員会によると、学校預かりは自習が基本で、図書室開放など各校が状況に応じ、過ごし方を検討する。学童保育所利用者は夕方、スタッフが各校に迎えに来る。