学校が臨時休校となった児童に、自習室として開放する料亭の客間(京都市中京区・神泉苑平八)

学校が臨時休校となった児童に、自習室として開放する料亭の客間(京都市中京区・神泉苑平八)

 新型コロナウイルスの感染拡大による学校の臨時休校を受け、京都市中京区の料亭「神泉苑平八」と「松長」の2店舗が、共働き家庭の子ども向けに店の一部を無料で開放する。キャンセルが出た客間を児童の自習室とするなどして居場所を提供する。

 神泉苑平八は5~31日までの平日午前10時~午後5時、主に近隣の小学生を受け入れる。保護者にアレルギーなどを聞き、簡単な昼食も用意する。食材は仕入れ先が無料で提供してくれるという。定員は約30人。地域のボランティアが見守る。
 支配人の松原治雄さん(57)は「海外客など団体のキャンセルが相次いだ。短時間でも安全な場所で過ごしてほしい」と呼び掛ける。
 松長は、親子向け教室の会場として使ってきた店内の1部屋で近隣の子どもを預かる。曜日や時間、人数は事前連絡に応じて対応する。おかみの長谷川真岐さん(46)は「共働きのママ友の間で、休校について戸惑いの声が多かった。子どもを預かるハードルは高いが、地域の助け合いが広がってほしい」と話す。
 それぞれ利用には事前に連絡が必要。神泉苑平八075(841)0811。松長075(221)1056。