父デンマル(右)に寄り添い、愛らしい表情を見せるヤブイヌの子ども=京都市動物園提供

父デンマル(右)に寄り添い、愛らしい表情を見せるヤブイヌの子ども=京都市動物園提供

 京都市左京区の市動物園は3日、昨年11月に生まれたヤブイヌの公開を始めた。父親の後を追いかける愛らしい姿が、来園者の笑顔を誘っている。

 公開したのは体長約40センチ、体重約2・5キロの雌。父デンマルと母パパヤの間に生まれた。パパヤは死産1匹を含む4匹を出産した2日後に死んだ。そのため、残った3匹に人工保育を行ったが2匹は助からなかった。
 同園では人の手で育てられた子どもが親を怖がることのないよう、人工保育中もデンマルと接触する機会を積極的に設け、1月中旬から同居を開始した。
 ヤブイヌは雄も子育てに協力的な動物といい、飼育員の島田かなえさん(29)は「同居前はデンマルの反応が分からず心配だったが、一緒に寄り添って寝ている姿を見て安心した」と話す。この日は、デンマルの後をついて回り、そばに寄り添う姿が見られた。
 愛称を決める園内投票を実施しており、候補の「カリカ」「スイ(水)」「スミ(澄)」から選んで、ヤブイヌ舎前の投票箱に投票する。結果は21日に発表。