専用回線を2台に増やした大津市のセンター(大津市保健所)

専用回線を2台に増やした大津市のセンター(大津市保健所)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、滋賀県内の「帰国者・接触者相談センター」への電話相談が急増している。政府がウイルス対策の基本方針を発表した2月最終週からの増加が著しく、受け付け態勢を順次拡充する。

 県のセンターは、国の要請で県庁と7保健所に設置され、2月4~29日の間に計1292件の電話相談を受け付けた。発熱が4日以上続くなど、感染の疑いがある人に専門外来を紹介。医師が要検査と判断した34人がウイルス検査を受け、全員が陰性だった。
 相談の半数が25日以降の受け付け分で、症状の他にも海外渡航に関することなど多様な質問が寄せられているという。各保健所と県の一般電話窓口にも2月末までに計1041件の相談があった。県薬務感染症対策課の担当者は「課だけでは対応し切れず、部全体で当たっている」といい、専用回線の新設を準備している。
 大津市のセンターでは25日以降、1日30~50件の相談に対応してきた。3月4日から電話器を1台増設し、夜間用の公用携帯と合わせて計3台にした。
 一方、外国人向けの「しが外国人相談センター」(大津市)には3日までに、「フィリピンから家族を呼びたいが大丈夫か」など2件の相談があった。中国語やポルトガル語など13言語に対応する。同センターは「今後、経済が悪化すれば(外国人労働者から)雇用関係の相談もあるかもしれない」としている。