ゲームをしたり、絵を描いたりして過ごす児童たち(京都府京田辺市宮津・三山木小)

ゲームをしたり、絵を描いたりして過ごす児童たち(京都府京田辺市宮津・三山木小)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、京都や滋賀の多くの学校で3日、臨時休校が始まった。各自治体の学童保育は、過密状態で感染が広がるのを避けるため、スペース確保に工夫をこらすケースも。一方、今週は休校の措置を取らない京都府伊根町では普段通りの授業が行われた。

 大津市では37の市立児童クラブ(学童保育)が感染防止のため「入れ替え制」で対応。3~6年は午前9時半~午後3時半、1、2年は午後3時半~6時(延長は午後7時)とした。
 膳所児童クラブ(中庄2丁目)は朝から約30人を受け入れた。普段より多い5人の指導員が新年度に向けた事務作業をこなしながら、室内で一緒に遊んだり自習を見守ったりした。島村千絵代表指導員(57)は「初めてのことなので人手を増やし、手探りで対応している」と話した。初日の利用者は、市内全域で登録者の4割の1006人だった。
 京都府京田辺市は小学校に併設された8カ所の放課後児童クラブ「留守家庭児童会」で、感染防止のため児童1人当たりの広さを確保しようと小学校の教室を開放した。
 同市宮津の三山木留守家庭児童会は、普段の8割程度の児童115人が利用した。三山木小の教室も使い、窓を開けて換気を心掛け、テーブルを消毒するなど感染予防を徹底した。同小3年の女子児童(9)は「急に休みになって、先生や学童に来ていない友達と会えないのが寂しい」と話した。
 京都府京丹後市峰山町にある民間の移住支援施設「丹後暮らし探求舎」は、放課後児童クラブなどに通えない子どもたちに施設の無料開放を始めた。小中高校などで外部コーディネーターとして教育に参画する探求舎代表理事の坂田真慶さん(33)が「公共サービスで手が届かないところを民間で支援できれば」と思い立った。初日は児童1人が訪れ、ブロック遊びなどをして過ごした。
 伊根町は小学校2校、中学校1校がいずれも小規模校で、1カ所に集まる学童保育に比べて安全との判断から授業を継続。児童18人が通う本庄小(同町本庄浜)は机の間隔を1・2メートル程度空け、休み時間に換気を実施した。手洗いや消毒を徹底、児童や教員はマスクを着けて授業に臨んだ。
 小坂卓男校長は「少人数だからこそできることだとは思うが、休校で外出をしないよう指導するより児童のストレスは少ないと思う」と説明した。9日以降の対応は6日に協議する。