春の夜間特別拝観を前に試験点灯で照らされた高台寺の方丈前の庭(京都市東山区)

春の夜間特別拝観を前に試験点灯で照らされた高台寺の方丈前の庭(京都市東山区)

 京都市東山区の高台寺で4日、夜間特別拝観の試験点灯があった。方丈前庭にはしだれ桜と満月を描いた陶板画を配し、ほのかな明かりで照らされた前庭全体が優しい雰囲気で彩られている。

 新型コロナウイルスによる感染拡大を受けて多くの催しが中止されるなか、少しでも明るい気持ちになってもらおうと例年通り夜間拝観の実施を決めた。
 日本画家の故加山又造さんが描いた「おぼろ」の陶板画を大阪市の企業が焼成した。しだれ桜との競演を楽しめるように前庭南側の勅使門の前に置いた。桜は今月下旬には見ごろを迎えそうといい、寺では「世の中がだんだんと暗くなってきている感がする。高台寺のわずかな光を心のともしびとしていただけたら」としている。
 夜間特別拝観は6日から5月6日まで。隣接する円徳院でもライトアップを行う。日没とともに点灯し、午後9時半受け付け終了。拝観料が必要。