大津市役所

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 大津市はこのほど、財政難などを理由に予定していた逢坂、天神山の2市立保育園の民営化について、いったん白紙に戻すことを表明した。園児の保護者の一部から反発の声が上がる中、市は計画を撤回した上で子育て支援の在り方を再検討する。
 

 5日の市議会一般質問で明らかにした。市は「公の役割や地域の特性、人口推計を踏まえた今後の保育・幼児教育のあるべき姿を検討したい」と説明した。
 
 園舎の耐震診断の結果次第で民営化する可能性があった和邇、比良、唐崎の3保育園についても白紙にする。地元協議が進んでいる伊香立保育園の民間認定こども園への移行は、検討を続けるという。

 市は、市立15園(休園1園を含む)のうち逢坂、天神山両保育園の民営化を計画。2021年度に指定管理者制度を導入し、24年度に完全民営化する予定だった。一方、保護者らは「障害児を受け入れる園が減る」などとして、計画の撤回を求める署名を市に提出。昨春の市民意見公募では反対意見が661件寄せられていた。