母親らが働くオフィスの一角で過ごす小学生ら(京都市下京区・ウエダ本社)

母親らが働くオフィスの一角で過ごす小学生ら(京都市下京区・ウエダ本社)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う公立小中学校の一斉休校が京都市内でも始まり、子育て中の従業員向けに地元企業は相次いで対策を講じている。子どもを社内で預かる「子連れ勤務」を試行する企業もあり、児童らのにぎやかな声がオフィスに響いている。

 事務機器を扱う総合商社のウエダ本社(京都市下京区)は5日、グループ会社などと本社ビルで運営する子連れ対応のコワーキングスペース(共同の作業場)で、小学生以上の受け入れを試験的に始めた。これまで利用は乳幼児に限定していたが、臨時休校措置に伴い、運営スタッフの子どもの居場所の確保が必要になったためという。
 この日は、スタッフらが子どもと一緒に出勤。拡張した預かりスペースで、計10人の小中学生が自習したり、ゲームで遊んだりして過ごしていた。コワーキングは京都府委託事業で、開設期限は27日まで。今後、一般利用でも児童・生徒の受け入れを検討する。
 技術者派遣のエスユーエス(同区)も、5日から京都を含む全国6拠点で子連れ勤務を解禁した。使用していない会議室を子どもスペースにする。同社は「社員に少しでも安心して働いてほしい」としている。