亀岡市役所

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 京都府亀岡市が議会に提案している、事業者にプラスチック製レジ袋の提供を全面禁止する全国初の条例案について、市の目指す8月1日施行が延期される見通しとなった。6日の市議会環境厚生常任委員会で、市長与党を含めた全会派が8月施行に否定的な考えを示し、商業者の不安が払拭(ふっしょく)できない、と判断した。

 同日の委員会で、与党会派で最大会派の新清流会が少なくとも2~3カ月の延期が必要と指摘。与党の緑風会と公明党、野党共産党は継続審議を主張した。各会派は、新型コロナウイルス感染拡大による商業者への影響や、7月から国がレジ袋を有料化することなどを踏まえ、周知期間を十分とるよう求めた。条例案の趣旨に反対する市議はいなかったが、24日までの3月議会中に採決するか、議決せずに継続審議とするかが、焦点となる。

 条例案は、全事業者にプラ製レジ袋の提供を有償でも禁じ、違反事業者名を公表する事実上の罰則もある。原案では8月1日施行、来年4月の罰則適用を盛り込んだが、商業者の不安の声を受けた議会が反発、提案された条例案には施行日を明記せず、「規則で定める」となっている。