職員に新型コロナウイルスの陽性者が出たことを知らせる市立福知山市民病院の張り紙(7日午後7時30分、福知山市厚中町)

職員に新型コロナウイルスの陽性者が出たことを知らせる市立福知山市民病院の張り紙(7日午後7時30分、福知山市厚中町)

外来などの診療中止を知らせる市立福知山市民病院の張り紙(7日午後7時30分、福知山市厚中町)

外来などの診療中止を知らせる市立福知山市民病院の張り紙(7日午後7時30分、福知山市厚中町)

 京都府福知山市立福知山市民病院に勤務する綾部市の40代女性介護福祉士から、新型コロナウイルスを検出したことを受け、大橋一夫市長と香川惠造病院長が7日夜に記者会見した。同病院は外来診療を17日まで休止し、新たな外来患者らについては近隣病院を紹介するなどの対応を取る。入院患者ら濃厚接触者全165人には、ウイルスを検出するPCR検査を進めていく。


 病院によると、女性は感染が疑われる時期以降、6階南病棟の主に消化器内科に入院する患者122人に対し食事や入浴などの介助をしていた。介助対象者には高齢者が多く含まれている。一方、今のところ、症状のある人は確認されていないという。
 同病院は地域の拠点病院で、近隣からも多くの人たちが通う。現在、通院している患者への対応は、医師が電話をかけて状態を確認し、薬が必要な場合は調剤薬局にファクスで指示するなどして対応するとした。新たな外来患者や救急患者は、京都ルネス病院(福知山市)や綾部市立病院などへ受け入れを要請した。
 福知山市民病院は府北部で陽性反応が出た人を受け入れる第二種感染症指定医療機関になっている。香川病院長は感染症病床が4床あり、今後も受け入れる方針を示した。女性が勤務していた6階南病棟は閉鎖し、その他の病棟については「十分な感染管理対策を施し、入院患者に安全な加療を行う」とした。大橋市長は「病院を含む全ての市職員にさらなる体調管理の徹底と体調がすぐれない場合の報告を義務づける」と述べた。
 骨折のリハビリで通院する市内の男性(68)は「来週もリハビリを予約していた。痛みがあり、診療が中止になるとどうしたらいいのか」と話した。
 女性が居住する綾部市は、午後4時から幹部らによる新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。