一般開放された坂本城の本丸跡地。琵琶湖を一望でき、城の歴史を紹介する説明板も設置された(大津市下阪本3丁目)

一般開放された坂本城の本丸跡地。琵琶湖を一望でき、城の歴史を紹介する説明板も設置された(大津市下阪本3丁目)

 戦国武将明智光秀が築いた坂本城の本丸跡地(大津市下阪本3丁目)の初の一般開放がこのほど、始まった。普段は入れないが琵琶湖を一望でき、主催者は「光秀が目にした景色と同じ景色を見て、歴史ロマンを体感して」と、多くの来場を呼び掛けている。

 大津市や、びわ湖大津観光協会などでつくる大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」大津市観光振興協議会が、市内3会場で開催中の「びわ湖大津光秀大博覧会」の一環で企画した。
 本丸跡地は、坂本城址公園から約200メートル北の湖畔にあり、開放は、所有する計測器メーカーの許可を得た。晴れていれば、近江八幡市の長命寺山辺りを一望できる。
 来年2月7日までで、土日祝日を中心に、花見や紅葉シーズン、5月の大型連休や夏休み期間、無料で開放される。開放に合わせ、坂本城の歴史や、瓦など跡地からの出土品、湖中に沈む城の石垣などを紹介した説明板を設置した。開放スペースの一部に、乗用車や大型バスの駐車スペースを設け、周辺を観光する際の臨時駐車場としても活用してもらう。
 初日は、雨や新型コロナウイルスによる外出自粛の影響からか、訪れる人は少なかったが、市観光振興課によると「光秀が見た景色を見られてうれしい」と喜ぶ人もいたという。同課の松浦康之さんは「坂本、下阪本地域には、盛安寺や東南寺といった光秀ゆかりの寺などもある。光秀がいた地を歩いて楽しんでほしい」と話している。