搾りたての日本酒を参加者に振る舞うてつじさん(与謝野町与謝・与謝娘酒造)

搾りたての日本酒を参加者に振る舞うてつじさん(与謝野町与謝・与謝娘酒造)

 日本酒好きのお笑いコンビ「シャンプーハット」のてつじさん(44)がクラウドファンディングで資金と仲間を集め、京都府与謝野町与謝の与謝娘酒造で日本酒造りに取り組んだ。来シーズンも実施する予定といい、杜氏(とうじ)の西原司朗さん(40)は「お酒を通じて与謝野に来てくれる人が増え、交流が広がれば」と期待を寄せる。

 町が18年度まで実施していた移住希望者向け地場産業体験事業で同酒造を訪れた女性がてつじさんと知り合いだったことがきっかけ。てつじさんは、女性が自ら育てた米で酒を造ったと知り、クラウドファンディングサイトなどで資金を集め、出資者が稲の田植えから酒の瓶詰めまで各工程に参加できるようにした。
 昨年5月に大阪府東大阪市内の田んぼを借りて山田錦を植え、収穫した450キロを使って今年1月、2日間かけて同酒造で酒を仕込んだ。2月20日には、てつじさんと参加者約30人が再び同酒造を訪れて袋搾りと瓶詰めを行い、搾りたての酒を味わった。
 参加した森本貴之さん(37)=大阪市=は「経営する飲食店でこれまで丹後の酒を取り扱う機会はあまりなかったが、今は来るたびに購入している。作り手の顔が見えることで特別なお酒になった」と話した。西原さんは「日本酒好きな人と丹後の酒蔵をつなぎたい。参加者には飲食店関係の人も多いので丹後の酒を知ってもらう機会になれば」と語った。