炊きたてのカボチャを食べる参拝者(22日午前10時30分、京都市北区・不思議不動院)

炊きたてのカボチャを食べる参拝者(22日午前10時30分、京都市北区・不思議不動院)

 一年で昼が最も短いとされる冬至の22日、カボチャを食べて無病息災や家内安全を祈る恒例行事「かぼちゃ大師供養」が、京都市北区の不思議不動院で営まれた。参拝者がホクホクのカボチャの煮付けをほおばり、一年の無事に感謝したり新年の健康を祈願したりした。

 供養は50年以上前、行を終えた先代の住職が満願成就のお礼にとカボチャを供え、「お下がり」を参拝者と分け合って食べたのが始まりとされる。今年は信者たちが約50個のカボチャを用意し、「かぼちゃ大師」として親しまれる境内の弘法大師像に供えた。前日から下ごしらえして当日早朝から大鍋で煮込んだ。

 道場で祈禱(きとう)した後、参拝者は白い湯気の立つ甘いカボチャの煮物を味わった。会社員の女性(60)=東山区=は「素朴な味わいでおいしかった。これからも健康に過ごしたい」と顔をほころばせた。