国指定名勝「無鄰菴」の庭園(京都市左京区)

国指定名勝「無鄰菴」の庭園(京都市左京区)

 国指定名勝の無鄰菴(京都市左京区南禅寺)の西隣で進むホテル建設を巡り、近隣住民らが12日、無鄰菴や南禅寺参道の景観が損なわれるとして、建設計画の見直しを業者に指導するよう求める嘆願書を門川大作市長宛てに提出した。

 市や住民によると、ホテルはヒューリック(東京)が昨年6月ごろに着工し、今年11月ごろ完成予定。敷地約2970平方メートルで地上4階、地下1階、高さ13・9メートル。市の高さ規制の上限15メートルを下回っている。敷地南側には京料理「瓢亭」がある。
 住民らは3階建てへの変更を求め457筆の署名を集めた。嘆願書には「地域文化の継承発展に寄与しない宿泊施設はお断りとした市長の宣言が真実なら、事業者に対して計画の見直しを指導してほしい」と記した。
 近隣住民の女性(73)は「無鄰菴や瓢亭など地域の調和を守るため、指導して高さを見直してほしい」と話した。