2024年度までの存続が決まった京都向日町競輪場(向日市寺戸町)

2024年度までの存続が決まった京都向日町競輪場(向日市寺戸町)

 京都府が、廃止を含めて事業の在り方を検討していた向日市寺戸町の京都向日町競輪場を2024年度まで存続させることが12日、分かった。19年度まで行っていた民間企業への業務委託などで収益が堅調のためで、さらに5年間公営施設として継続することにした。

 府によると、民間委託で経費を節減し、奈良競輪場(奈良市)を会場に夜間の無観客レース「ミッドナイト競輪」を18年度から主催するなどの方策で、収支が改善した。17年度は2億4200万円、18年度は2億6800万円の黒字だったという。向日町競輪場では、バンクでの走行体験や、東京五輪で新種目となる自転車BMXフリースタイル・パークの特設コース設置で、新たなファンの掘り起こしにもつながっていることから、5年間の事業継続を決めた。

 府は20年度からの業務委託企業を募集し、現在運営している「日本写真判定」を選定、契約を結んだ。20年度一般会計予算案にはバンク改修費2400万円を計上した。13年度以来の補修で、7、8年は利用できるという。24年度以降については「多角的な観点から判断したい」(府総務調整課)としている。

 向日町競輪場は、府が1950年に開業した。近年は競輪人気の低迷で売り上げが落ち込み、老朽化したスタンド修繕に多額の費用がかかることから、2011年度に府は「中長期的に存続は難しい」と将来的な廃止を判断。17年度からは、車券窓口販売などの業務を民間委託し、事業の推移を検証していた。