データ分析に基づいて飲酒運転の取り締まりをする京都府警の警察官(2019年12月、京都市下京区)

データ分析に基づいて飲酒運転の取り締まりをする京都府警の警察官(2019年12月、京都市下京区)

 京都府警が過去に発生した飲酒運転事故のデータを活用し、飲酒したドライバーが走行しやすい経路の分析を進めている。飲酒検問の場所を選定する際の参考にしており、府警は「効果的な取り締まりにつなげたい」としている。

 経路分析に使っているのは、2016年に導入した「地理情報システム(GIS)」。交通事故が起きた日時や場所、原因など過去7年分のデータを地図上に表示できる。これまでから事故多発場所の取り締まりに活用しているが、今春、飲酒運転に特化した分析を始めた。
 2018年と19年1~6月に府内で起きた飲酒運転事故82件をサンプルにして、飲酒した場所と事故の発生地、ドライバーの自宅の3カ所を結ぶ最短経路を分析。重複の多いルートを「飲酒運転が頻発する経路」とし、取り締まりを強化している。
 府警が昨年4~11月に道交法違反(酒気帯び運転)で摘発した226件のうち、GIS分析が奏功したのは16件。府警交通指導課は「まだ数は少ないが、今後も飲酒事故のデータを積み上げて、精度を高めていく」としている。