タキイ種苗(京都市下京区)

タキイ種苗(京都市下京区)

 食べ物を廃棄する「食品ロス」対策で、8割の人々が削減のための行動をしている―。そんな調査結果が、種苗大手のタキイ種苗(京都市下京区)が実施したアンケートで浮かび上がった。

 国内の食品ロスは2016年度で推計643万トン。国民全員が毎日、茶わん1杯分のごはんを捨てている計算だ。政府は昨年10月に食品ロス削減推進法を施行。各地では売れ残りや食べ残しを減らす取り組みが広がりつつある。
 アンケートによると、食品ロスに対する考え方は「強く意識していた」が11・3%、「ある程度意識していた」が45・2%と、合計で過半数を占めた。
 食品ロス削減のための実践例(複数回答可)は、「食べ切れる量だけ購入する」が51・6%と最多。「冷凍保存など、長持ちさせる保存方法を工夫する」が38・4%で続き、「特に行っていることはない」は21・3%だった。
 食品業界や農業の企業・店舗に期待する取り組み(同)については「バラ売りや少量での販売」(43・2%)、「規格外や訳ありのものの販売」(42・3%)だった。
 同社広報出版部は「国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に注目が集まるなど、食品ロスの関連報道も増え、人々の意識が高くなってきている」とみる。
 同社は昨年11月、野菜に関する意識や行動についてインターネット上で意見募集。全国の20~60代の男女310人から回答を得た。