京都府八幡市内の治安状況などが報告された「市安全・安心まちづくり推進会議」(京都府八幡市役所分庁舎)

京都府八幡市内の治安状況などが報告された「市安全・安心まちづくり推進会議」(京都府八幡市役所分庁舎)

 京都府警八幡署が管轄する京都府八幡市内で、犯罪件数が激減している。2019年は前年比23・3%減の342件で、減少率は府内の警察署管内でトップとなり、10年前の3分の1以下に減った。同署は市民全体の防犯意識の底上げが奏功したと分析し、さらなる犯罪抑止につなげたい考えだ。

 八幡署管内の19年の刑法犯認知件数は、自転車盗や自動販売機狙いなど窃盗犯が247件、暴行など粗暴犯が20件、詐欺など知能犯が19件。殺人や強盗など重要犯罪は4件だった。
 減少率は、2位の南署(認知件数876件)の18・7%減を上回り、6年連続で減少した。2010年は1246件で、この10年間で重要犯罪、窃盗犯ともに7割減となっている。
 八幡署は、15年に市と府警が協定を結び、市内の各種団体とも連携した防犯活動を展開してきたことが減少の要因とみる。市は防犯カメラの設置や補助などを推進。同署は防犯メールに登録をしていない住民や在勤者も含めた意識の向上を目指し、市内の180事業所を通じた情報発信や、「こども110番の家」の支援などを続けてきたという。
 4日には同署と市が会合を開き、犯罪の発生状況や今後の方針を確認した。足達功署長は「八幡は住民組織がしっかりとし、防犯で一丸となっている。警察だけでなく、市民みなさんの力で実現できた」と強調。さらなる安全安心に向け、連携強化を呼び掛けた。