特別番組の収録に臨む貴志さん(左)と岩木さん=京都府長岡京市・FMおとくにメインスタジオ

特別番組の収録に臨む貴志さん(左)と岩木さん=京都府長岡京市・FMおとくにメインスタジオ

 新型コロナウイルスの感染拡大の防止で中止になった催しを、ラジオの番組として放送する取り組みが、京都府向日市と長岡京市、大山崎町をエリアとするコミュニティーFM局「FMおとくに」(86・2メガヘルツ、本社・向日市)で、このほど始まった。同局は「ラジオの電波を『会場』にして、多くの人に届けたい」としている。

 政府の自粛呼び掛けで、人が集まるイベントが中止される中、音声だけで多くのリスナーに情報を届けられるラジオの利点を生かそうと企画した。コミュニティーFMとして地域の活動を支援する。
 14日午前8時半からの特別番組は、長岡京市内で7、8日に開催予定だった「東日本大震災復興支援コーラスコンサート Harmony for JAPAN2020」の主催者が出演。イベントへの思いや、団体の合唱曲などが70分間放送された。
 13日は、同市神足2丁目のバンビオ1番館にある「FMおとくにメインスタジオ」で収録作業が行われた。担当パーソナリティーの岩木勝二さん(55)と貴志麻以子さん(46)は「ラジオでイベントを『復活』させ、出演者や主催者が伝えられなかった思いを、参加を楽しみにしていた人に届けたい」と話した。
 今後も各団体に呼び掛けていく。対象は、感染拡大防止への対応で、乙訓地域で催しが実施できなかった非営利の市民団体や学校などの教育施設。練習やラジオ用に録音してもらった音声を流すほか、演奏の生放送も行う予定。