京都府と滋賀県で確認された新型コロナウイルス感染者

京都府と滋賀県で確認された新型コロナウイルス感染者

京都府と滋賀県で確認された新型コロナウイルス感染者の行動や関係

京都府と滋賀県で確認された新型コロナウイルス感染者の行動や関係

 新型コロナウイルスの感染者は日本国内で千人を超え、京都と滋賀では13日時点で18人となっている。3分の2に当たる12人は小規模な感染者集団(クラスター)が発生した大阪市内のライブハウス経由とみられる一方、経路不明の感染者もいる。府は、感染者が100人を超えた北海道のような市中感染は発生していないとみるが、予断を許さない状況が続いている。

 京都府内では1月30日と2月4日、いずれも京都市在住の20代中国人の感染が確認された後、1カ月近く感染者が出ていなかった。3月3日、大阪市都島区のライブハウスArcに出入りしていた京都市の50代女性の陽性が判明して以降、連日のように感染者が増える。大阪市北区のSoap opera classics Umedaも含めライブハウスが感染源とみられる事例が相次いだ。
 いずれもライブハウスに行っていた京都市営保育所の30代女性保育士と、福知山市立福知山市民病院の40代女性介護福祉士からは、園内や院内で感染が広がったとみられる。京都市の50代男性は、ライブに参加して感染が判明した大阪府内の女性と職場が同じで、大津市の60代男性も同僚だった。
 中国人2人を除き感染経路が不明なのは50代の右京区役所アルバイト女性と、フィリピンから帰国後、長岡京市の実家で発症した大阪市在住の30代男性と60代の母親、長岡京市の済生会京都府病院内の理髪店主の60代男性(京都市在住)の4人。府と京都市が調査を続けている。
 府の松村淳子健康福祉部長(医師)は「感染拡大防止のため濃厚接触者をできるだけ早く、広く検査している」と強調する。府内ではクラスターの発生もなく、「現状では市中感染が起きているとは考えていない」とする。
 13日には新型インフルエンザ特措法改正案が成立し、全国で急速に流行した場合は政府が緊急事態を宣言できるようになった。簡易検査機器の開発・普及や重症化を防ぐ治療法の確立は時間がかかり、松村部長は「感染拡大を遅らせることが重要。引き続き予防策の徹底を呼びかけていく」としている。