滋賀県庁

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 滋賀県は13日、2019年の県内観光客数(速報値)が前年比132万3300人(2・7%)増の延べ5394万9700人となり、過去最多を更新したと発表した。5千万人の突破は4年連続で、このうち宿泊客数は408万2300人となり、初めて400万人を超えた。甲賀市信楽町を舞台にしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」の放送効果などが誘客につながったとみている。

 県は放送に合わせ、スカーレット(緋色)にちなんだ色合いのロゴマークを作り、ガイドブックや県内産品の販売促進に活用するなど統一的な観光キャンペーンを展開。県内の市町や観光協会と連携し、東京や大阪でイベントを開いたりラッピング列車を走らせたりした。観光客数は7年連続で、宿泊客数も3年連続で伸びた。目標とした観光客数(5500万人)、宿泊客数(415万人)には届かなかった。
 外国人観光客数も前年比11・5%増の67万32人と好調を維持し、目標の65万人を上回った。宿泊客数は訪日客を狙った宿泊施設が京都、大阪で増加した影響を受け、34万1885人と2年ぶりに減少した。
 県は今年の目標値として観光客数5700万人、宿泊客数430万人を掲げる。ただ、年明け後は新型コロナウイルスの感染拡大で、宿泊施設やバスツアーの予約のキャンセルが相次ぐなど、世界的な社会・経済活動の減速のあおりを受けている。
 県観光振興局の担当者は、年末まで続くNHK大河ドラマ「麒麟がくる」と、戦国や城郭をテーマにした集客イベントの相乗効果に期待感を示し、「感染拡大が終息した時に挽回できるようにしたい」と話す。
 速報値は年間千人以上が訪れる観光地約780カ所を対象に集計した。確定値は今秋に公表する。