ほら貝の音に導かれて境内を練り歩く竜(14日午後2時36分、京都市東山区・清水寺)

ほら貝の音に導かれて境内を練り歩く竜(14日午後2時36分、京都市東山区・清水寺)

 経文を書いた紙で作られた巨大な竜が京都市東山区の清水寺境内や門前町を練り歩く法会「青龍会(せいりゅうえ)」が14日、行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて普段より静かな一帯を、長さ約17メートルの勇壮な竜が駆け巡った。

 青龍会は、2000年にあった清水寺の本尊開帳記念として寺や門前町の人たちの企画で始まり、20周年を迎えた。境内の「音羽の滝」に観音の化身である竜が飛来したとの伝説にちなみ、厄よけや息災を祈って春と秋に営んでいる。
 午後2時、法要を終えた竜や四天王、十六善神など総勢60人が奥の院を出発、ほら貝の音に導かれて境内を静かに進んだ。西門を降りて門前町に入るころからスピードを上げた竜は店の中まで入り、地域の息災や繁栄を祈願。20年前から携わる田中博武清水寺門前会会長(74)は「息長く続く法会になるよう、これからも努めたい」と話した。