中淳志氏

中淳志氏

 任期満了に伴う京都府笠置町長選が15日、投開票され、無所属新人で写真家の中淳志氏(61)が、無所属新人で前町議会副議長の坂本英人氏(39)=自民党、立憲民主党、国民民主党推薦=を僅差で破り、初当選を果たした。

 府内最少の人口1278人(2月末時点)で、65歳以上の割合を示す高齢化率が50%を超える地域の活性化策や、事務処理を巡る不祥事が相次いだ町の信頼回復などが争点となった。
 中氏は、住民の声を聴かないとして現町政を批判し、町職員の資質向上と住民の声を行政に反映させることを公約に掲げた。地震や豪雨に備えた防災力の強化や公共施設のバリアフリー化など安心して暮らせるまちづくり、ターゲットを絞った観光戦略を訴え、支持を集めた。共産党が自主的に応援していた。
 坂本氏は住民と対話するまちづくりを主張。山村留学の制度作りによる人口減少対策などを訴えた。国政与野党が相乗りし、組織力を生かした選挙運動を展開したが、及ばなかった。
 投票率は74・98%で前回を5・59ポイント下回った。