火の粉を巻き上げながら燃える左義長(滋賀県近江八幡市宮内町・日牟禮八幡宮)

火の粉を巻き上げながら燃える左義長(滋賀県近江八幡市宮内町・日牟禮八幡宮)

 滋賀県近江八幡市の「左義長まつり」(国選択無形民俗文化財)で15日夜、えとの飾り物をつけた左義長13基を燃やす「奉火」が同市宮内町の日牟禮(ひむれ)八幡宮であった。新型コロナウイルスの感染拡大防止で一部の行事は短縮されたが、火の粉が夜空に舞う境内で人々は感染の終息や無病息災を祈った。

 今年は、13基の奉火の前に行われる子供左義長の一斉奉火を中止。祭りの時間短縮のため、5基の一斉奉火に続いて残り8基に順番に火を放つ間隔も、例年の20分から15分に変更した。
 午後8時ごろ、境内の馬場に集められた高さ約7メートルの5基に火が放たれると、火柱が勢いよく上がった。担ぎ手の若者たちは、炎に照らされながら「チョウヤレ、チョウヤレ」「マッセ、マッセ」と威勢のよい掛け声を上げ、観衆を魅了した。
 左義長祭運営委員長の森幸一郎さん(70)は「感染対策を重ねた上で疫病退散のお祭りを実施できた。世間の雰囲気を明るくすることにつながれば」と話した。