古墳を覆う雑草に着火する消防団員たち(京都府亀岡市千歳町)

古墳を覆う雑草に着火する消防団員たち(京都府亀岡市千歳町)

 京都府亀岡市千歳町の国史跡「千歳車塚古墳」でこのほど、恒例の野焼きがあった。春を迎えた古墳に炎が勢いよく燃え広がり、墳丘の形がくっきりと浮かび上がった。

 6世紀前半に築造された全長約80メートル、高さ約7メートルの前方後円墳。野焼きは害虫駆除や景観保全が目的で、市消防団千歳分団が毎年、実施。2月上旬に実施予定だったが雨天で延期が続いていた。
 この日、団員約20人が古墳の縁から点火すると、炎が上部に煙とともに広がった。伸びた雑草がなくなり、黒く焼けた大きな墳丘が姿を現した。
 寺町宏史分団長(44)は「きれいな形で後世に古墳を伝えたい」と話していた。