托鉢に回る三千院の僧侶ら(23日午前9時、京都市左京区)

托鉢に回る三千院の僧侶ら(23日午前9時、京都市左京区)

 京都市左京区の大原地区で23日、三千院の歳末恒例行事「托鉢(たくはつ)寒行」が行われた。僧侶らは静かな山里にほら貝の音を響かせながら地区内の商店や民家を回り、家内安全や商売繁盛を祈った。

 午前9時ごろ、すげがさ姿や山伏姿の僧侶ら約70人が境内に集まった。堀澤祖門門主が「今年は大変な災害の年だった。全身全霊で托鉢をして、全国にいる被災者に奉仕をしましょう」とあいさつをした後、4班に分かれ、地区内の約650戸を約3時間かけて訪ね歩いた。

 僧侶らは、商店や民家の前で読経。住民や店員が目を閉じて手を合わせ、お布施を手渡した。集まった浄財は、天台宗務庁(大津市)を通じて災害被災者支援などに充てられる。