滋賀県庁

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 滋賀県は16日、東近江市在住の50代の会社員女性から新型コロナウイルスが検出されたと発表した。女性は、15日に県が感染を確認した同市の50代会社員男性の妻。2人とも県内の指定医療機関に入院しているが肺炎の症状はなく、容体は安定している。県内での感染確認は計3人となった。

 県によると、夫妻に海外渡航歴はない。夫から妻へ感染したとみられるが、夫の感染ルートは不明。

 夫は3日に38・4度の発熱があり、東近江市内の診療所で気管支炎の疑いと診断された。その後も発熱やせきなどの症状があり、同じ診療所を2回受診。14日に帰国者・接触者外来を受診し、15日のウイルス検査で陽性反応が出た。

 勤務先は同市内の清掃会社で、社外での清掃業務を担当。3日から12日まで計5日間出勤した。ほかに、市内の三洋堂書店八日市店で10日午後9時~深夜0時にアルバイト勤務していた。同店は15日夜から営業を中止している。

 妻は12日に鼻水やせきの症状があり、16日のウイルス検査で陽性反応が出た。12、13日は市内の製造会社に車で出勤し、工場でライン作業に当たっていた。

 県は、夫が勤める清掃会社の同僚9人の検査を進めると共に、自宅で8日に営まれた法事の参加者6人の健康状態も調べている。書店での勤務は短時間だったため、同僚や客は濃厚接触者に当たらないと判断したという。

 東近江市は16日、対策本部会議を開き、19日の市内全22小学校の卒業式を縮小して実施することなどを再確認した。小椋正清市長は「新たな局面に入った。市民の皆さんには感染しないよう、うがいや手洗いなどを心がけていただきたい」と呼び掛けた。