絹のアップルウオッチバンドを開発した日根野さん(京都市下京区・京都経済センター)

絹のアップルウオッチバンドを開発した日根野さん(京都市下京区・京都経済センター)

 色とりどりの絹のアップルウオッチ用バンドを、京友禅の日根野勝治郎商店(京都市上京区)が商品化した。手染めの一点物が多く、コーディネートが楽しめると人気で、百貨店での販売が始まっている。

 生活の中で着物の生地をかっこよく使ってもらいたいと、3代目の日根野孝司さん(43)が企画。上下の2本を別々に選べ、場所や状況に応じて付け替えられることから「カメレオンバンド」と名付けた。
 ぬらした生地に模様を描く「ぬれ描き」や、ぼかし染めなど伝統的な手法で50柄以上を仕上げた。ラメ入りの生地や染色の美しさを生かすために、バンドの形は金型から設計。絹は水をはじくよう、樹脂加工を施した。肌に当たる側は牛革で、絹を傷めない金具を採用し、実用面でも工夫を凝らしている。
 40ミリと44ミリの2サイズがあり、価格は1本6600~1万1千円。伊勢丹オンラインストアで販売中で、6月からは伊勢丹新宿店が取り扱う予定という。
 日根野社長は「すっきりしたデザインにこだわった。海外のアップルウオッチユーザーにPRしたり、ほかの染織産地ともコラボしたりしたい」と期待している。