真新しい黒門の前で営まれた落成法要(京都市山科区・法厳寺)

真新しい黒門の前で営まれた落成法要(京都市山科区・法厳寺)

 京都市山科区音羽南谷の法厳寺(ほうごんじ)で、2013年の台風18号で流された黒門が再建され、17日に落成法要が営まれた。同寺関係者や地元住民ら約80人が真新しい門の完成を祝った。

 音羽山(牛尾山)中腹にある法厳寺は修験道の寺で、清水寺の奥の院としても知られる。13年秋の台風18号で土砂災害が発生し、黒門や参道の石段、灯ろうが流出するなどの被害に見舞われた。
 開山1250年を迎える今年を見据え、15年から同寺役員でつくる記念復興委員会が中心となり、黒門の再建に取り組んできた。この日披露された黒門は高さ、幅それぞれ約4メートルで、山で伐採したヒノキを3年ほど乾燥させて活用。近くには、18年の台風21号で倒れたスギをチェーンソーアートでよみがえらせた灯ろうも立つ。
 落成式で田中祥祐住職(46)が「皆さんの力のおかげで、黒門の復興ができた」とあいさつ。修行の覚悟を決めるという黒門の意義の説明があった後、山伏姿の山竹講メンバーたちがホラ貝を吹いて参列者を黒門まで先導し、法要が行われた。
 4月17日午後1時からは開山1250年にちなんだ法要が営まれる。