販売しているガーゼ生地を手にする藤田専務取締役(福知山市三和町菟原下・三和タオル製織)

販売しているガーゼ生地を手にする藤田専務取締役(福知山市三和町菟原下・三和タオル製織)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府福知山市内のタオル製造会社が、製品化されなかったガーゼ生地を販売している。マスクの品薄状態が続く状況を見て「手作りする際に役立ててほしい」と始め、値段も低く抑えている。

 同市三和町菟原下の三和タオル製織。自社工場でタオルを作る際、傷がついたり、筋が入ったりする生地が発生する。同社ではそれらをストックしており、部分的に使ってハンカチなどにしようと考えていた。だが、国内でマスクが不足している上、手作りするにも生地が手に入らない状況を知った従業員が生地の販売を発案。12日から売り出した。

 販売しているのは、1枚が縦約33センチ、横約90センチの綿100%の二重ガーゼ。7枚入り1セットで税込み350円と格安にした。1セットで10~15枚程度のマスクを作ることができるという。

 同社は全国からオリジナルタオルを受注しているが、イベントが各地で中止になり、注文のキャンセルが相次いだ。同社の藤田昌己専務取締役(43)は「新型コロナウイルスの影響で大変だが、みんなで一緒に乗り切ろうという気持ち。生地が少しでも役に立てば」と話している。

 同社で平日午前9時~午後5時に販売している。郵送は不可。購入は1人(1家族)2セットまで。問い合わせは同社0773(58)2113。