余った食材でホテルが調理した弁当。2日間ともすぐに完売となった(甲賀市役所内の「すまいるかふぇ」)

余った食材でホテルが調理した弁当。2日間ともすぐに完売となった(甲賀市役所内の「すまいるかふぇ」)

 滋賀県甲賀市のイベント企画運営会社は18、19日、障害者が働く市役所内のカフェ「すまいるかふぇ」で、新型コロナウイルス感染予防の臨時休校のため余った食材を使った弁当を販売した。全売り上げ1万2千円をカフェに寄付する。調理したのは宴会のキャンセルが相次ぐ地元のホテル。関係者たちは「少しでも地域のためになれば」と声をそろえる。


 県商工会女性部連合会副会長でドリームポケットの寺井純子代表(54)が企画し、食品ロス防止活動で連携する団体「フードバンクびわ湖」(甲賀市)と水口センチュリーホテル(同)に協力を要請した。市障がい者就労支援部会の作業所も販売を手伝った。
 弁当(300円)は各日20個を販売し、すぐに完売した。19日のおかずは鶏の唐揚げ、五目卵焼き、野菜あんかけなど。ごはんの米だけはホテル側が無償提供した。
 同ホテルの野村正弘執行役員(62)は「宴会のキャンセルは深刻だが、少しでも地域のためになれば。今後は休校中の子どもの家庭向けに販売を検討したい」。寺井代表は「行き場のない食材を見て何か行動しないといけないと思った。地域ぐるみで社会貢献活動の輪を広げていければ」と話した。